これまで不動産と言えばその用途や利用の形態は固定的で、オフィスはオフィスとして、商業施設は商業施設として利用されてきましたし、またそれを前提として資産価値も構成されてきました。ところがコロナ禍の到来により社会の需要が大きく変化し、これまでの用途とは異なる不動産の新しい使われ方が次々と誕生しています。このことは不動産の資産価値にも大きな影響を与えるでしょうし、求められる不動産マネジメントの形も大きく変化するはずです。
これまで私たちは過去の経験や感覚・慣行にとらわれず、蓄積された膨大なデータに基づく科学的なマネジメントに取り組んでまいりました。また、あらゆるマネジメント業務を私たち自身が手がけることにこだわってきたことから、とりわけ不動産の現場を守るビルメンテナンス領域においては、大きな人材戦力を背景に幅広いサービス提供が可能となり、これを土台とした我々独自の、不動産の総合的なマネジメントサービスが提供できる体制を有しております。まだ誰もなし得ていない、めまぐるしく変わる不動産の使われ方に則した新しいビルメンテナンスや、次の時代に求められる新しい不動産のマネジメントサービスの構築に向け、私たちは進化してまいります。
ザイマックスの
不動産マネジメントサービス
ビルメンテナンスにおいては、建物の老朽化が進む一方で労働人口が減少の一途をたどる日本においては、不動産の安心・安全を確保する仕事の量と、それを支える人材戦力のミスマッチはますます拡大し、サービスの納品力は低下する構図にあります。
私たちザイマックスグループでは、たくさんの仕事を安心してお任せいただけるよう、AI・RPAの導入やシステム化による業務の効率化・省力化を進めるとともに、業務にあたる人材戦力基盤の一層の拡大と、また合わせて外注だけに依存しない内製力の向上をはかることで、量・質両面での納品力の向上を目指しています。「人件費をコストとは呼ばない」こと、これは私たちの経営において大事にしている考えです。
高い内製力で納品力の向上を
目指す仕組み
私たちのサービス価値の源泉は働く人にあります。ザイマックスグループでは「仕事と働く人の関係」や「働く場(職場)の環境づくり」に経営の重心を置き、たくさんの、そしてさまざまな人材が活躍できるステージをより多く創出しています。
また働く人がより楽しく元気であり続けられるよう、研修をはじめとしたさまざまな仕組みや制度をもって、働く個々人のスキルアップ・レベルアップをサポートしています。
ザイマックスでは、ビルメンテナンスの業務構造や体制のリストラクチャリングを進めることで、都合の良い曜日や時間帯で働くことができる新しい仕組みを構築しています。育児や介護をはじめとしたさまざまな理由により、毎日・フルタイムで働くことが困難な女性の方などがこの仕組みを利用し、ビルメンテナンスの現場を支えています。
ザイマックスでは、インドネシアから技能実習生・特定技能を受け入れ、オフィスビルや商業施設の清掃に従事しながら技能を学んでいます。多くの外国人が働く現場においては、マニュアルの多言語対応も進めています。また、ザイマックスグループは東京と大阪に技能実習生・特定技能向けの「ザイマックスインターナショナルハウス」という寮を設けており、生活・研修の場として利用されています。
点検や緊急対応、修繕・更新工事を手がけるメンテナンスファクトリー社として、独立・起業したい社員を支援する制度があります。
ビルメンテナンス業務には、建築・電気・空調・給排水衛生・消防…と、多方面に及ぶ専門的知識が求められることに加え、日常的な場面はもとより、災害時などの非日常な局面においても適切な行動がとれるための技能や訓練の習得が必要となり、建物用途や管理形態、規模・設備タイプによってばらつきが生じます。教育範囲の拡大・均一化や育成スピードのアップを目的とし、独自の教育・育成カリキュラムを作成、それに沿った研修センターを設立・運営しております。
ザイマックスグループは、不動産の「安心・安全」な状態の維持・提供のためにビルメンテナンス業務にICTを導入し、新しいビルメンテナンスの仕組みと価値を創造します。この仕組みを私たちはITBM (Information Technology Building Maintenance)と名付けました。ビルメンテナンスに必要な知識・情報をデータベース化しているほか、豊富な知識・経験・技術・ノウハウを有したテクニカルアドバイザーが常駐しています。
テクニカルアドバイザーがデバイス画面を通じてビルメンテナンス現場を遠隔サポート
<サポート例>
現場設備員が専用WEBサイトを通じて知りたい・欲しい情報にいつでもどこでもアクセス可能
<サポート例>